梅雨
雨が多く、湿気の多い時期になってきました。皆さんいかがお過ごしですか?
この季節、何となく体が重かったり、
天気と同じように体調がすっきりとしないことも少なくはないでしょうか。
このような湿気の多い時期は
「湿邪」による影響
を 受けやすく症状が現れます。
特徴としては、重くて粘り気があり、停滞しやすい。
身体のだるさや鈍い痛み・水分の停滞による浮腫・胃の不調といった症状が現れますが、症状が治りにくくズルズルと長引くこともあるため注意が必要です。
東洋医学では、食べ物を消化吸収し、気を全身に送り出す源となる「脾・胃」が影響を受けやすくなります。
そこで、食べ物をひとつご紹介。
「なつめ」です。
日本では生の物は手に入れにくく、乾燥品が一般です。
特に、血液を増やし、脾と胃を丈夫にする働きは広く知られ、中国では「一日3個のなつめを食べれば、年をとっても老いが現れない」ということわざがあるほど滋養強壮に有名です。
貧血や冷え、美肌にも良い食材です。
スーパーによっては取り扱いのあるお店もあります。
私も実際に食べていますが、甘みも強くなく美味しくいただいています。
「気」「血」に効果があったのか、頭皮の痒みが大分軽減されています。
その前に鍼治療もしてもらったので相乗効果でしょうか!?
母に「 なつめ 」の話をしたところ、子供の頃に生のなつめをおやつに食べていたそうです。「甘酸っぱいような味だった」と。収穫時期は秋、一度食べてみたいものです。
なつめに似たドライフルーツに「デーツ」があります。
見た目はそっくりで、一度間違えて購入したことがあります。ナツメヤシの事でヤシの木の実です。原産国(中近東諸国)・効能(ビタミン・ミネラル・鉄分・食物繊維が豊富)に違いがあります。
一日の目安は3粒ですが、原産国である中近東諸国では1日1粒食べれば生きられると言われるほど栄養価の高い食べ物です。なつめはさっぱりとした甘み、デーツはねっとりとした甘味です。
韓国ドラマの時代劇に
しばしば鍼灸治療と合わせ
漢方が出てきます。
はるか昔、今のように医療機器等が無かった時代、どのようにその効能や組み合わせを解きほどいていったのか。
また、それらが現在も活かされており、先人の功績が本当に素晴らしいものだと感じます。
貴重な晴れ間を利用した掃除や運動
読書や映画鑑賞
お気に入りの傘やレインコートなどで楽しくお過ごしください🎶
(伊藤)
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