熱中症と日射病の違い
梅雨が明け、徐々に日差しも強くなり気温も上昇してきました。
皆さまいかがお過ごしですか?
さて今回は【熱中症】についてお話します。
その前に、私が小さい時に良く耳にした【日射病】今ではあまり聞かれなくなりましたが、この【日射病】と【熱中症】どう違うかわかりますか?
【日射病】
直接日光に照らされ、体温が上昇し、皮膚が日焼けにより火傷するなどして発症します。つまり、直接日光が当たらないように帽子や薄手のガウンを着用し、木陰に退避する事で防ぐことができます。
しかし、木陰に避難して直射日光を回避しても、気温が高い状態が続くと徐々に体内の水分が減少、体温が上昇していきます、ここで頭痛やめまい、痙攣、最悪のケースでは命を落とすこともある【熱中症】に陥ります。
つまり、【日射病】は直射日光を浴びなければおこりませんが、【熱中症】はどんな環境であれ、体温が上昇すれば症状が出てしまうのです。もう少し噛み砕くと、室内サウナでは【日射病】に係ることはありませんが、【熱中症】で倒れてしまう方はたくさんいます。
ここで、話を戻します、私が小さい時はまだ、この【日射病】と【熱中症】を区別して考える方は少なく、また夏になる事が多かったので【日射病】を良く使用していました。
しかし、近年、より正確に注意喚起し少しでも被害を小さくするために、どんな環境下でも体温が上昇する事で体に危険を及ぼす【熱中症】が広く普及していきました。
【 熱中症は室内でも発症します 】
この時期より増加する【熱中症】ですが、もし家族や友人で発症された場合、直ぐ処置する事が大切になります。軽度のものは、本人に水分と塩分を取らせ、涼しい環境へ誘導する事で解消されますが、やや重度になり、もし倒れたり・しゃがみこんでしまった場合は、ためらうことなく119番へ連絡してください。
過信せずこまめにスポーツドリンクなどを摂取し、室内の温度管理を行い、楽しい夏を満喫してください。
(村松)
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